ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

職場で馬鹿にされ続けた時 

どんな人でも、大なり小なり失敗や情けない経験をしているもの。

そんな時は、きちんと反省と改善をして引きずらないことだが、一方的に

馬鹿にされ続けた場合は、そう簡単にはいかないかもしれない。

 

私が若い時に勤めていた会社の、20代後半の男性のこと。

営業の仕事をしていたのだが、おとなしく成績も今一つの彼を、何かにつけ

小馬鹿にする女性がいた。彼女はまだ40才手前だが、お局的存在だった。

 

ある日お局が彼に、仕事の事で2~3苦情を言った後で、席に戻る彼の背中に

向かって「私、頭の悪い男、大嫌い!」と言い放った。

驚いて彼を見ると、真っ赤な顔をして涙目で俯いていた。

 

一月後、彼は会社を辞めた。それから数か月後のこと、彼が同業他社に就職し

たと聞いて皆驚いた。特にお局は顔が引きつっていた。同じ部署の先輩は

「外面の良い彼女のことも、全部ばれてしまうね。」と笑っていたが。

 

パワハラモラハラ・イジメを受けやすい人の特徴というのを読んだ。

・自己主張が出来ず強く言い返せない。

・波風を立てるくらいならと、自分が我慢することを選ぶ。

・助けを求める相手がいなくて、孤立する可能性がある。 等々

 

確かにこういう人はターゲットになりやすそうだが、パワハラやイジメにあう

のはこんなタイプばかりではなく、どんな人でも被害者になる可能性がある。

そんな時に、自分を守るために辞めてしまうのもありだが、陰湿傲慢な人間は

どこにでもいるので、上手に怒れるようになることはとても大事だと思う。