ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

<絵本>『くずかごに頭を』『りゅうのめのなみだ』

    ★『くずかごに頭を』(いたざわ しじま) 集英社

 [内容]

1匹の子猫と、子猫を拾って家族にしてくれたママの物語。

[感想]

YouTubeの動画が評判となり、小さな絵本となったもの。

シンプルな絵が可愛い。

 

優しいママと、いつの間にかいなくなった女の子。

病気で体がきつくても、大好きなママが元気になることばかり考えている猫。

 

可愛くて楽しくてクスッと笑いたいんだけど、でも涙が止まらなくて、

とっても愛おしい物語。

 

     ★『りゅうのめのなみだ』 (浜田広介)  偕成社 

 [内容]

人々に恐れられ嫌われていた龍が、一人の少年の優しさに心打たれて自分を

変える話。

[感想]

舞台は昔の中国。

人々は山奥に棲む龍のことを、見たこともないのに「龍はいたずらっ子や悪

い子を狙っている。」と脅しの材料に使っていた。

 

そんな龍を可哀想に思い、幼い少年がたった一人で山奥まで会いに行く。

少年の勇気と優しさに触れた龍の涙が胸にしみる。

 

いわさきちひろの絵が素敵で、時々眺めて楽しんでいる。