ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

インターネット初心者だった頃の失敗

ネットを始めた頃はよく、興味の趣くまま色々なページを楽しんでいた。

お気に入りのブログもあり、その中に働きながら仲間と修行のような事をし

ている女性がいた。詳しいプロフィールは無く、何県の人かも分からない。

 

ある時その人が「誰か譲ってくれないかしら」とつぶやいた。それはプレミア

価格となってしまったマイナーな本のことで、私はそれを持っていた。

以前定価で買ったもので、私にとってはそんな重要な本ではない。

ブログのコメント欄は閉じられていたので、本気で譲って下さいと呼びかけ

ているわけではないとは思ったが、どうしようか迷った。

 

実は私には、彼女が私と同じ県内に住んでいることと、修業に通ってる場所

が何処かということも見当がついていた。

思い切ってその場所に電話してみたところ、最初は「そんな人はいません。」

と、とぼけられた。しかし私の住所氏名を言って少し話しをしたら、信用して

くれたので翌日そこに本を届けに行った。

 

本と引き換えに礼金の入った封筒を差し出されたが、それは受け取らなかった。

その日のブログには、私への感謝の言葉が書かれていてホッとしたが、数日後

「都合により…云々。」という挨拶の言葉と共に、そのブログは消滅した。

 

私は彼らとこれ以上関わる気は無かったし、この事を人に話すつもりもなかった。

しかし彼女は、身バレしたことに怖さを感じ、活動に支障が出ることを心配した

のだろう。私は、今後こういう余計なことは2度としないと決めた。

ちなみに身バレは、文脈からの推測がビンゴしただけで、わざわざ調べたわけで

も、超能力でもない。