ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

雑草だらけの庭

今住んでる家の庭は、今迄住んだ中で一番小さくて、猫の額ほどの広さし

か無い。最初は狭過ぎて物足りなかったが、高齢と近年の夏の暑さもあっ

て、今は自分で手入れするには丁度良い広さだと感じている。

 

私は社宅時代からずっと、どこに住んでも庭は芝生にしてきた。

しかし段々と、芝生の間に咲く小さな雑草の花を抜くことに抵抗を感じるよ

うになり、それらが “しつこく出てくる雑草” ではなく、“芝生と相性の良

い草” に見えるようになってきた。

 

それ以来 低い雑草はあえて残すようにし、土手に咲くタンポポを数株 庭

に移植したりもした。ワイルド過ぎる庭は、蚊や蛇が増えるので程度問題だが、

芝生や雑草が7~8㎝位の高さの時が、虫や蛙の種類が増えて一番楽しい。

 

ここに引っ越してすぐの頃、庭の半分近くを花壇にしたら、花を目当てに沢山

の蜂が飛んで来て、怖い思いをしたことがある。

なので今はバラやシャクヤクなど毎年咲くもの以外は、花は春に何種類か植

えるくらいで、あとは庭の隅で咲く野草のドクダミやニラの花を楽しんでいる。

こんな具合なので、傍から見たらうちの庭は何とも地味で味気ないと思う(笑)。

 

「世の中に雑草という名の植物は無い」これは ある植物学者の言葉で、昭和

天皇が引用したことでも有名だが、私もこの言葉を知った時は大きく頷いた。

 

問題は考え無しに植えてしまった沢山の木だ。背の高い木は毎年同居の息子に

枝切りしてもらっているが、私が死んだ後はお荷物になるかも…と、息子には

今から謝ってある^^;。