ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

当て逃げだと言って 加害者を罵倒し続けた人 

私50代で、飼犬と朝の散歩をしていた時のことだ。

人を何人か乗せたマイクロバスが、出会い頭に乗用車の鼻先を擦ったが、

そのまま走り去ってしまった。

 

乗用車を運転していた男性(A氏)は、助手席の奥さんを降ろしてマイクロ

バスを追いかけ、私は奥さんから「証人になって下さい。」と頼まれた。

話し合いはその夜のうちに行われ、私もその席に呼ばれた。

 

上司と一緒に来たマイクロバスの運転手は「気が付きませんでした。」と

平謝りだったが、A氏は「逃げた上にしらばっくれた。」と思ったようで、

お詫びの言葉を繰り返す相手を、罵倒し続けた。

 

自動車事故の被害者が高圧的になるのは珍しくないそうだが、それにしても

度の過ぎた怒り方で、相手の男性が気の毒になったほど。

 

だがそこまで怒るのには、もう一つ理由があった。

A氏の車は小型ながら外車だそうで、目立った傷はついてなかったが、結構な

額の修理費がかかるとか。その後は賠償と保険の話になったので、部外者の

私は帰らせてもらった。

 

マイクロバスの運転手は本当に気付かなかったのかも知れない。

だがもし気付いていたのだとしたら、どんな小さな事故でも逃げちゃいけないし、

正直に話すことだ。あと、こういう揉めそうなケースの場合は、後顧の憂いを

無くす為にも加害者は警察に届けるべきだと思う。

いずれにせよ、怪我人が無かったことは不幸中の幸いだった。