ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

ノラ猫を捕まえようとして苦情を言われた時

昔、犬は好きだが猫は苦手だという女性が話していた。
「庭に汚い子猫が住み着いてしまい、怖くて近づけないけどお腹を空かせて
るようなので、犬のドライフードを投げ与えてたら慣れてきた。」

 

昔から動物の扱いでその 人となり や、国のレベルが分かると言われる。
動物好きな人が皆いい人かというと、残念ながらそんなことは無いが、私の知
る“良い人”は皆、たとえ苦手でも生き物の命を無下に扱うことはなかった。

 

以前用事で訪れた女性(50代)のお宅でのこと。猫が7~8匹居たので「猫、好き
なんですね。」と言ったところ、近所で時々ノラ猫のトラブルが起きるため、
捕まえては家に入れた結果であって、好きで集めたわけじゃないと言う。

 

ある時又見知らぬノラ猫が現れたので、少しずつ慣らしてから家に入れようと
していたら、近所のお婆さんから「あんたが餌やるから猫が居つくんだ!」と、
キツく言われてしまったそうだ。

 

こういう時は取りあえず謝るという人が多いが、彼女は言い返した。
「ノラ猫を放っとけばゴミ箱を荒らして、何処にでもフンをして、しかも次々と
子供を産んでしまう。それを一人で捕まえて、金かけて不妊手術して、しかも外
で迷惑かけないよう家に入れて面倒も見てる。感謝されこそすれ、文句を言われ
る筋合いは無い!」
それ以来お婆さんは何も言わなくなり、彼女も会えば普通に挨拶してるとか。

 

私もノラ猫を保護しようとした時に、近所の人から「お宅の猫が…。」と苦情を
言われたことがある。彼女ほど強かったら、何かが変わっていたかも(笑)。