ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

忘れられない人 (主演) クリスチャン・スレーター

[内容]

純粋で孤独な青年と男運の悪い心優しい女性の、一途ではかない恋の物語。

                     (1993年 製作国 アメリカ)

[感想]

定番の純愛ストーリーだが、心に沁みる良作で、2人の主人公も魅力的だ。

 

孤児院育ちのアダムは、生まれながら心臓を患っていた。

大人になってからはレストランの下働きとして働いていたが、人と接するのが

苦手で無口なため、周りからは変わり者扱いされていた。  

 

キャロラインは同じレスランで働くウェイトレスで、明るく活発な性格だが最近

又ボーイフレンドに振られたばかりだ。 

ある夜キャロラインが暴漢に襲われるが、アダムが助けてくれたことから、彼女

は少しづつ彼に惹かれていく。

 

キャロラインは知らなかったが、彼はずっと以前から彼女だけを見つめていて、

暴漢から助けることが出来たのは、夜の帰り道を心配してそっと彼女の後を

つけて歩いていたからだった。

 

アダムが深夜にキャロラインの部屋に忍び込み、大きなクリスマスツリーを置い

ていくシーンがある。現実の世界なら、住居侵入罪で通報されてもおかしくないが、

アダムがあまりにも一途で、観客としては何故か応援したくなる(笑)。

 

ある日アダムが、あの時の暴漢たちから仕返しで刺されてしまう。

傷は軽かったがその時に医者から、彼の心臓が末期状態であることを告げ

られる。しかし彼は頑なに手術を拒否。

 

アダムの葬儀の後、キャロラインが「彼は天使だった。」と呟くが、彼女も負けず

素敵で、男運が悪いなんてあり得んやろ、というくらいチャーミング。

アダムの飼犬を引き取ったのも、彼女らしくて良かった。

 

忘れられない人 [DVD]

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  • 発売日: 2005/02/18
  • メディア: DVD