ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

過去に一度だけ体外離脱を経験

50代のある日、私は自分に起きてる事の意味が知りたくて「もし本当に

守護霊というものが存在するのなら、私とコンタクトをとって下さい。」と

言って体を横たえ、全身全霊で祈り続けた。

 

10分程経ったが何も起こらなかった為、「もしかしたら力み過ぎなのかもしれ

ない。」そう考えてフッと力を抜いたその瞬間、経験したことの無い大きな耳

鳴りの後、脳みそがグルンと回転したような衝撃を受けた。

 

その直後、私の体は仰向けの姿勢のままゆっくりと上昇し始め、この予想外

の展開に驚いていたら、天井すれすれで止まった。(肉身は床の上のまま)

そこで目の前に大きなスクリーンが現れ、桃源郷のような美しい景色が映し出

された。それは正に映画館のスクリーンのようで、総天然色だが色調はもっと

穏やかで、音は聞こえなかった。

 

何故かそこが千年前の中国だということは、すぐに分かった。でも意味は分か

らない。黙って見つめていると、今度は壁に向かって上半身を起こされた。

そこでも又スクリーンが現れ、先程と景色は同じだが、今度は30歳位の美しい

女性が、少し伏し目がちでゆっくりと散策してるのが見えた。隣には彼女の子供

らしい5歳位の男の子がいて、楽しそうな顔で一緒に歩いている。

私は暫く彼らを見つめていたが、時間にしたらせいぜい1~2分くらいと思う。

 

と、次の瞬間私の体は仰向けに戻っていて、今度はゆっくりと下降し始めた。

そして床に横たわっている自分の体に、まず足首から下が入った。

実はこの時初めて、自分の肉身はそのまま下に残されていたことに気付いた。

 

体は更に、腰・背中と順番にゆっくりとはまっていき、最後に頭がはまった瞬間

私は自分の部屋に居る現実に戻った。

 

これでコンタクトがとれたと言えるかどうかは、分からない。分かったのは

その男の子が私の前世だということだ。

私の願いに応えてくれたのが何者かは分からないが、今も心から感謝している。