最近は全く無いが、50代の頃は年に数回程度金縛りが起きていた。
その時は大抵 人が雑談してるような話し声が聞こえ、殆どが日本語だが、
アラブ系の国の、屋台が並ぶ路地を見下ろしていて、そこを行き交う人達の
ガヤガヤ声が聞こえたなんてこともある。
だがある時、金縛りの時のそれは全て幻覚だということに気付いた。
(あくまでも私の場合です)
寝てる時にあり得ない何かが見えたり聞こえたりした場合、見分ける方法は
簡単で、手足を動かしてみる。それだけだ。
金縛りが原因の時は体が固まって動かないが、そうでない時は普通に動くのと、
やはりリアルさが違う。
以前読んだ『脳の中の幽霊』という本に、幻視幻聴や体外離脱の原因が解説
されていて、しかもこれらは実験で再現できると書かれていた。
次はどんな発見があるかと私も興味津々でいるが、だからと言って、
「(金縛り以外の)私の体験もそういう事だったのか…。」にはならなかった。
その理由の一つは、ある時同居の犬猫も私と一緒に“それ”を認知してることに
気付いたからだ。犬猫がいつでも都合よくそばに居るわけではないので、そうい
ったケースはそんなに多くはないが。
何でもかんでも霊現象・不思議現象と捉える愚は避けたいが、初めから否定的に
見ていては、大事なことを見落とすと思っている。