50代の時のこと。病院待合室の向かいの席に高齢の女性が座っていたのだが、
彼女はここに来た時から30分近く、ずっと同じ調子で口を動かし続けていた。
これが病気の症状(不随意運動)だということは、後に自分に起きるようになっ
た寝入りばなの“ピクつき”について調べた時に初めて知った。
私のピクつきの症状は、手足などの筋肉がビクッとするのではなく、「左側奥歯
の上下が、カチッと音を立ててぶつかる」というもので、驚いて目を覚ますが、
又すぐに眠ってしまう。(口は閉じたままで、歯ぎしりではなく痛みも無い。)
それは数年の間毎晩続き、気付いたらいつの間にか無くなっていた。
この“入眠時ピクつき”は、人によって症状は様々だが、眠る時の脳の神経系
の引継ぎで起こるもので、多くの人に普通に起きる心配のいらないものだとか。
(病気の場合もあるので、症状によっては病院での検査が必要。)
不随意運動とは違うが、日中体が勝手に動いたという経験も2回ほどあり、
今日は背中の肉が勝手に動いた時の話を。
ある日リビングに立っていたら、突然肩甲骨からウエストまでの背中の筋肉
が縦に大きくゆっくりと波打ち、それが連続で3回続いた。
時間にすると僅か5~6秒程だが、脳梗塞の薬の副作用から数か月後の事だっ
たので、私は薬がまだ何かの悪さをしてるのかと少し不安になった。
しかし調べてみたら、「筋力低下を伴わなければ生理的なもの」と書かれてい
て、一安心。 自己判断は危険な時もあるが、こうしてみると一々病院に行
かなくとも手軽に調べられるネットは、やはり便利で有難い。