[内容]
亡き妻からのメッセージを解明する為に、秘境に向かった男性の物語。
(2002年 製作国アメリカ )
[感想]
小児科医のエミリーは身重だったが、ボランティア医療の要請を受け、使命感
に燃えて南米ベネゼエラの貧困地帯に出発した。
ある日ERに勤める医師ジョーのもとに、妻のエミリーがバスの転落事故で亡く
なったという知らせが入る。
だが遺体が見つからなかったため、ジョーは妻の死を受け入れられず、喪失感
を抱えたまま仕事に没頭する日々を過ごしていた。
エミリーが働いていた小児病棟を見舞った時のこと。そこで臨死体験をした子供
から、「彼女が来てって言ってる。」と、驚くようなことを伝えられる。
この頃から自宅でも不思議な現象が起き始め、特にエミリーが好きだったトンボ
の形をしたものに何度も驚かされる。
周囲の人間からはそれらの現象を否定され、心配もされるが、ジョーは妻が亡く
なった地に行くことを決心する。
そして、よそ者が入るのは危険だと言われている裸族の住む秘境で、死と隣り合
わせの苦難の末にジョーが見つけたのは、思いもよらないものだった。
サスペンスとヒューマンがミックスした映画で、妻からの呼びかけを無視していた
ら、絶対に掴めなかった幸せを得たシーンでは、強い愛と絆に私も涙がポロポロ。
恐れられていた裸族の温かさが無かったら実現しなかったことで、それにも感動。
ラストの、ジョーのその後の映像には、思わずニッコリだった。