ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

刑務所で作られた製品の評価

20数年前のこと。県内の刑務所で『刑務所作業製品の展示即売会』

が催されると聞き、珍しさ半分で行ってみた。

 

会場は大勢の家族連れで賑わい、品物の種類も予想以上に豊富で、既にあち

こちで『売約済』の札が貼られていた。

私は今も、その時に買った家具を使っているが、丈夫で使い勝手も良く、

良い買物をしたと思っている。

 

ところで世間には、刑務所の製品に拒否反応を示す人たちが結構居て、ネット

で「忌まわしい」「怨念」などの文字が並んでるのを見た時は驚いた。

使いたくないと思うのは自由だが、これは作った人だけではなく、品物を買っ

た人に対しても酷い言葉だと思う。

 

この社会で刑務所が関わっているのは、展示即売場の品ばかりではない。

報奨金が安いので、多くの民間会社が作業を依頼しており、それが部品として

組み込まれた製品はごまんとある筈。

あと、売上の一部は犯罪被害救済に寄付されていると聞いた。

 

刑務所の作業にも不景気の風は吹くという。

そこで函館少年刑務所が考えたのが、オリジナルブランドの開発だ。

それが異例のヒットを続けてるというので、ネットで確認したところ

アマゾンでも取り扱っていてビックリ! 時代は変わったものだ。

 

  • この製品は「函館少年刑務所 マル獄シリーズ」で検索できます。