ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

散歩紐の無い大型犬が、1匹で車道を歩いていた。

10年ほど前のこと。買物から車で帰宅途中に、首輪をつけた大型犬(珍しい犬種)

が四車線の道を1匹で歩いてるのが目に留まった。

 

家に着いてすぐ(目撃から約5分後)、近くの交番に電話で聞いたが迷子の届けは

なく、相談に関してはピシャリ「警察は犬には関知しません。」だった。

(犬猫関係の対応は交番によって差があり、親切な警察官もいる。)

 

近所にあの犬種と同じ犬を飼っていたお宅があり、最近同じ校区内に転居してい

た。その家には確か小学生の子供がいた筈。今度は学校に電話してみた。

 

幸運にも、電話に出た先生はすぐどこの家の犬か分ったようだが、喜んだのも

束の間、返って来た言葉は「名前は個人情報なのでお伝え出来ません。」

 

私は、名前を教えてと言った覚えはない。それで再度「そうじゃなくて、子供

さんか親に伝えてほしいのですが。」と頼んだが、「出来ません。」の一点張り。

 

見知らぬ人間からの電話を疑うのは分かるが、私の住所氏名は最初に伝えてあ

る。もう少し臨機応変に対処できないものかと思ったが、諦めて次は小学生の

子供を持つ近所の奥さんに電話してみた。

 

普段は仕事で留守の時間だが偶々家におられて、しかも飼主の子供さんとは同級

生だと言う。更に「お母さんの勤め先、知ってるよ。」とすぐに連絡してくれた。

 

お母さんは職場から大急ぎで犬を捜しに出、1時間程して犬は無事保護された。

加えて犬にも通行人にも怪我は無いと聞いて、やっとホッとすることが出来た。

あの教師に咎は無い。だが、何か起きてたら寝覚めが悪かろうにとは思う。