ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

飼猫に、カリシウイルスがうつった時のこと。

 

20年ほど前、近所の奥さんからノラ猫の相談をされた時のことだ。

「最近ノラの子猫が出没するようになり、近所の若いお母さん達が、子供と一緒に

気まぐれに餌をやってる。でも可哀想と言うわりには、誰も引き取ろうとしない。」

 

それで私は彼女に、子猫を捕まえて連れてきて下さいとお願いした。

難儀したようだが、1時間ほどして生後3か月くらいの可愛い子猫がやって来た。

 

取りあえず息子が以前使っていた部屋に置き、慣らす為に頻繁に相手をしていた。

それから何日か経ったある日のこと。

 

当時うちには飼猫が2匹居たのだが、1匹の声が少しかすれ気味になり、私は

まさか病気とは思わず、「あれ~、ペペはお声が出てませんよ~。」と笑った。

 

その翌日、今度はナナの声もかすれだして、私は慌てて病院に走った。

診察の結果「おそらくカリシウイルスで、子猫からうつったのだろう。」と言われた。

 

幸運なことに子猫は我が家に来る前に自力で回復していて、うちの子達も予防接種

をしていたお陰で、この程度で済んだらしい。

 

実は子猫は一度も部屋から出したことは無かったのだが、その部屋にはドアと同じ

サイズの木製の柵が取り付けられていて、3匹はよくこの柵越しに鼻をくっつけて、

お互いの匂いを嗅ぎ合っていた。

 

こんなことは後にも先にもこれ一度きりだったが、この時以来私はノラ猫を保護

した時はまず動物病院に入院させ、健康診断をしてから家に入れるようになった。 

(まずは病院での検査で、隔離できる場合入院は不要です。)

 

子猫はこの3週間後、無事に隣町の(先住猫の居ない)家に貰われていった。