24歳の時、長男を出産したその1ト月後位から、坐骨神経痛が始まった。
※坐骨神経痛 = 一方のおしりから、太ももとふくらはぎの裏にかけての
坐骨神経に沿って、鋭い痛みと痺れが生じる。
原因が分かったのはその数週間後で、腰椎椎間板ヘルニアと診断された。
10日後に入院して最初何日かは腰の牽引を試し、その後手術となったのだが、
ヘルニアを切り取ったら嘘のように痛みが消えた。入院日数は30日強だった。
しかしそれから約20年後、又あの痛みと痺れに襲われてしまった。
今度もヘルニアで、結構酷いですよと言われたが、手術はもう嫌だった。
体の歪みを直す療法など色々試したが、私の場合どれも効果が無く、そんな時
「1年程で自然治癒した人達がいる」と知り、私はそれにかけることにした。
それからは、ひたすら痛みに耐える日々だったが、発症から約1年目頃から
本当に薄皮を剥ぐように少しずつ症状が消えていき、更にその数か月後には
痛みも痺れも完全に消滅してしまった。その後の再発も無い。
最近はМRIによって、レントゲンだけでは分からなかった軟骨の状態や、
神経の圧迫具合が分かるという。
又 椎間板ヘルニアの多くは、数か月で自然に大きさも痛みも軽減すること
が分かってきていて、以前のようにすぐに手術とはならないようだ。
私の場合は自然治癒してくれたが、坐骨神経痛の原因も程度も様々なので、
どんな治療を選ぶにしても、まずは病院で検査をすることが大事だ。
お笑いトリオ・ネプチューンの名倉氏が、頚椎椎間板ヘルニアの手術後に、
「手術の侵襲」によるうつ病を発症し、2か月間休養することになったという。
彼とはヘルニアの場所も立場も全く違うが、私の場合手術後は、又子供と暮
らせる喜びでいっぱいの日々だったので、こういう事もあるのかと驚いた。
名倉氏には、期限にこだわらずしっかり療養してほしいと思う。