「内容」
中学時代の初恋の女性を救う為に、一世一代のお芝居を打った男達の物語。
(2008年 製作国 日本)
「感想」
神野は中学の教師で、一見ただのお人好しだが、生徒に慕われる器の大きい男だ。
ある日 一流企業で働く親友が、出産間近の妻を残してクラブのホステスと行方を
くらましてしまう。そこへ彼とは同級生だという探偵が訪ねて来て、神野は否応なし
に男と一緒に親友を探す羽目に。
クラブを経営するヤクザのボスと、その愛人のホステス。
一流企業の社長とヤクザとの癒着。
彼らの周りに出没する怪しい男達。
観客は神野と共に謎解きをしていくことになるのだが、途中から「あれ?」という
展開となり、想定外のラストで、神野にしてやられたことに気付く(笑)。
教師を馬鹿にする言葉を吐いた探偵に、神野が返した「全部分かったような顔を
して-(略)- お前がつまんないのは、お前のせいだ。」の言葉が光ってる。
劇中に布石が一杯なので、2度観賞するとまた違った面白さを味わえると思う。
あと、エンディングロールの後に数秒間、祝福したくなる映像が表れるので、
お見逃しなく。