[内容]
19世紀~未来まで、6つの異なる時代と場所での生まれ変わりの人生の物語。
(2012年 製作国アメリカ)
[感想]
物語は、老人が大勢の子供達に自分の波乱の人生を語りだすところから始まる。
ラストシーンも同じで、地球を含む画面一杯の星空が半端なく美しい。
6話のストーリーは全く違うのだが、それぞれ一本の映画として興行しても
成り立つほどの面白さがあった。
全ての物語に共通しているのは、理不尽に虐げられた者が闘う姿で、私が一番
好きなのは未来社会のクローン人間の話だ。
傲慢で身勝手な人間の狡さと、消耗品のように扱われてきたクローンが真実を
知った時の涙と決意。何回でも見たくなる映画だ。
6話全て同じ役者達が演じているのだが、物語ごとにキャスティングがガラリ
と変わり、中にはメイクが見事過ぎて、最後に誰がどの役をやっていたかの紹介
映像が流れて初めて気付いた人もいた。
※映画の感想を書く時は、DVDを観直しているので、どれも2回は観ている
ことになる。元々、気に入った映画は何度でも観る方で、この「クラウド・
アトラス」も今回で3回目になる。