ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

自分は運動音痴、と思ってスポーツを敬遠するのは勿体ない。

 

 20代後半の時、運動不足解消の為にママさんバレーを始めた。今時9人制

だったが、そのお陰でチームの足を引っ張ることもなく、楽しく練習できた。

 

 

ある日、スポーツの経験は学生時代の体育のみ、という女性が入会してきた。

ヘタなのも最初はご愛敬だったが、何か月経ってもコツが掴めない。

 皆で励ましていたが本人は諦めモードで、辞めるのも時間の問題かと思われた。

 

 

そんな時、恒例の地区対抗ママさんソフトボール大会の練習が始まり、役員を

していた私と彼女も引っ張り出された。

年に一度の寄せ集めメンバーという事だったが、初心者は私と彼女だけ。

 

 

練習は予想通りで、フライが飛んできてもポロポロとボールを落とし…は私だ

けで、彼女は水を得た魚のように短期間でメキメキと上達し、皆を驚かせた。

結果、試合はワンランク下のわがチームが勝利。(1チーム1試合方式)

 

 

バレーボールの方は相変わらず低迷状態だった彼女は、翌月にはバレーを辞め、

何と!ママさんソフトのクラブを立ち上げた。

 

 私はそれまで、どんなスポーツも根気よく頑張るのが大事だと思っていたが

(事実そうなのだが)、彼女を見て、向き不向きを見極めて方向転換するのも有

りだな、と思うようになった。