[内容]
住民の為に大企業の環境汚染を暴いて、莫大な和解金を勝ち取った女性の実話。
(2000年 製作国アメリカ) 映画賞受賞
[感想]
エリンは3人の子を持つシングルマザー。
無職で貯金も無いが、学歴もキャリアも無い為、なかなか仕事にありつけない。
しかし小さな交通事故のトラブルをきっかけに、押しかけではあるが弁護士
事務所に事務員としての職を得る。
ある時ひょんなことから、地元の大企業が有害な物質を垂れ流していて、
大勢の住民が気付かぬまま被害者となっている事実を突き止め、単独で調査
を始める。
公害病を引き起こしている事実を知りながら、知らぬ存ぜぬを通す会社と、
同じく被害者への同情など微塵も無い会社側の弁護士。
彼らの人でなしぶりとエリンを取り巻く状況の深刻さに、シリアスな展開に
なることを予想したが、ジュリア・ロバーツ演じる型破りで色っぽい主役が、
この映画を楽しいものにしている。
それにしても、この仕事の成功でエリンが貰ったボーナスの額が凄くて、
「え、これ実話だよね。」と、私まで一緒に目を丸くしてしまった。