ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

シズコさん (佐野洋子) 新潮文庫

「内容」 『100万回生きたねこ』の著者が、実母との確執と和解を綴った本。 「感想」 あの絵本の作者にふさわしく、辛口で手厳しいのにどこかサバサバしていて、 文章にもユーモアがあり、面白く読んだ。 終戦の時に、中国から5人の子供を連れて引き揚げてき…

般若の心の奥底

昔は、怖い顔にしか見えなかったです。

[映画]ミクロコスモス (ドキュメンタリー) 

「内容」 昆虫の生態を、撮影に工夫を凝らして、楽しく美しくとらえた映画。 (1996年 製作国フランス) 映画賞受賞。 「感想」 映画館でなくとも、まるで大画面で見ているような迫力があり、どの虫も 可愛くて美しくて正に芸術品。 そんな虫たちにとって、鳥…

一度だけ、護符をいただいたことがある。

10年ほど前、以前住んでいた古家を解体し、跡地に作業場を建てた。 その数年後に息子から、「あそこは出る。」と言われた。 何度か気配を感じたことがあるそうで、他にも同じことを言う人がいた。 それでいて息子は、「でも幽霊は信じない。」と笑う。 息子…

ダイヤモンドより平和がほしい (後藤健二) 汐文社

[内容] シエラレオネ共和国を取材したルポルタージュ(2005年出版)。 副題「子ども兵士・ムリアの告白」 産経児童出版文化賞受賞 [感想] 字が大きく、漢字にはルビが振られているので、子供も一人で読める。 世界で一番寿命の短い国。 手足を切り落とされた人…

バケツ猫の置物

置物には、考えた人、設計した人、成形した人がいて、 それでようやく作品として完成する。 私は描きながらふと手を止め、技術の差や値段に関係なく、 目の前のそれを、すごいな~と見つめることがよくあります。

[映画] 雨月物語 (主演) 森雅之 

「内容」 戦国の世で立身出世や富を願う男たちと、その妻の物語。 (1953年 製作国 日本) 映画賞受賞 「感想」 250年近く前に書かれた短編集『雨月物語』をもとに製作されたもので、 国内外で受賞した秀作。 古くささは感じず、音楽も独特な雰囲気で引き込ま…

読んだ本の内容を、8割方忘れてしまうようになった。

以前速読に挑戦したことがある。漢字だけを目で追う方法で、これは確か に早く読める。だがこういうのは、頭の回転の速い人向きだ。 私の場合、それは咀嚼(そしゃく)せずに食べ物を飲み込むのと同じだった。 60歳の頃(10年前)から、本を読むスピードがガクン…

木谷道場と七十人の子どもたち(木谷美晴)日本放送出版協会

「内容」 囲碁界のトップ棋士 木谷實氏の夫人が、内弟子たちとの生活を綴っている。 「感想」 27年前に出版された本だが、囲碁を知らない人にも興味深く読めると思う。 木谷道場には全国から70人以上が弟子入りし、50人以上がプロとして入段 している。これ…

月夜の 蛇の目傘と 狐

明治生まれの祖父の 大きな番傘を思い出します。 狐は画用紙で型紙を作り、 左右ひっくり返して描きました。

〔映画〕独裁者と小さな孫  (主演)ミシャ・ゴミアシュヴィリ

「内容」 クーデターにより権力を奪われた独裁者と、5歳の孫の逃避行の物語。 (2014年 製作国 英他合作)映画賞受賞。 「感想」 監督はイランからの亡命者で、舞台を“どこかの国”としたのは、 どこの国で も起こり得る物語として撮りたかったからだそうだ…

 脳梗塞を起こした時に薬の怖さを思い知らされた。

58歳の時、四車線道路を運転中に突然具合が悪くなり、幸い目的地までは数分 の距離だったので、必死に運転してたどり着いた。 着いた時にはもう正常に戻っていたが、そこに居た知人から脳外科病院に行く よう勧められ、取りあえず近くの(個人)病院へ行ってみ…

ぼくは海になった (うさ) くもん出版 <絵本> 

「内容」 副題…「東日本大震災で消えた小さな命の物語」 震災で亡くなった犬のチョビと家族のことが、犬の目線で描かれている。 「感想」 行方不明のお母さんを探すたえちゃんに、一生懸命居場所を教えようとする ミニダックスフントのチョビ。でも、たえち…

犬猫も皆 天に守られて

今日はお盆ですね。 私は真言宗の信者ではないけれど、 思うところがあって 1年前から 家に木彫りの大日如来(H-26㎝)を置いてます。

[映画]私はダニエル・ブレイク (主演)デイヴ・ジョーンズ

「内容」 一人の男性を通して、イギリスの援助制度や失業問題にスポットを当てたドラマ (2016年 製作国 英・仏・ベルギー) 映画賞受賞 「感想」 59歳のダニエルは、妻に先立たれ子も無く、アパートで独り暮らしをしていた。 長年大工として働いてきたが、…

よその犬に噛まれた時の治療費

15年前、今は亡き飼犬のムク(中型犬♂)と散歩をしていた時のことだ。 狭い道で初対面の中型犬(以下「ワン」)と鉢合わせ、激しい吠えあいになった。 先に飛びかかったのはムクで、ワンの背中をガブッと一ト噛み。 怒ったワンはすぐに反撃してきて、ムクを庇っ…

ハケンは見た! (月澤たかね) 高陵社書店

「内容」 副題は「100社を経験した派遣社員の会社観察記」で、正にそのままの内容。 「感想」 市原悦子主演のテレビドラマ「家政婦は見た!」を思い出させるような題名にふさ わしく、様々な会社のエピソードが、明るいタッチで綴られている。 外資系や古い…

可愛い和太鼓

大きな震動が身体に響くのが和太鼓の魅力。 これは通販で買った直径15㎝の飾り太鼓で、 バチで打つと、しっかり いい音が出ます。

〔映画〕 ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日

「内容」 海難事故で唯一人生き残った少年とベンガルトラの、命をかけた漂流のドラマ。 (主演) スラージ・シャルマ (2012年 製作国 アメリカ) 映画賞受賞 「感想」 インド系カナダ人のパイは、生まれてから16年間、動物園を経営する両親 や兄と共にインドで…

夜逃げや 自己破産をされて泣く人は意外と多い 。

小3の時、向かいのアパートに住んでいた大工さんの一家が夜逃げした。 夜逃げする数か月前に、おばさんには4人目の子供が産まれていたのだが、 ある日何故かポロポロと涙を流しながら乳を飲ませていた。 あとで母から、赤ちゃんは夜逃げの前に養子に出された…

心は少年、体は老人 (池田清彦) 大和書房

「内容」 著名な生物学者による、ピリ辛で時にユーモラスな随筆。 副題は「超高齢社会を楽しく生きる方法」 「感想」 政治経済から昆虫・科学・社会問題まで、内容は広範囲にわたっており、怖いも のなしのズバっと厳しい意見が痛快で、時々クスっと笑える。…

ガラス絵具とマジックインキで描いた「なまはげ」 

母の故郷秋田県の来訪神です。 なまはげの後ろの円形はセロファン紙で、 下には絵柄がはっきり分かるよう白い紙を敷いてます。

腰椎椎間板ヘルニアの、手術と自然治癒の両方を経験。

24歳の時、長男を出産したその1ト月後位から、坐骨神経痛が始まった。 ※坐骨神経痛 = 一方のおしりから、太ももとふくらはぎの裏にかけての 坐骨神経に沿って、鋭い痛みと痺れが生じる。 原因が分かったのはその数週間後で、腰椎椎間板ヘルニアと診断された…

[映画]  隠し剣 鬼の爪 (主演)永瀬 正敏 

「内容」 上級武士の理不尽な所業に怒り、一人秘かに戦った後に身分を捨てた男の物語。 (2004年 製作国 日本) 映画賞受賞 「感想」 近代化の波が押し寄せる幕末。 東北の下級武士・片桐宗蔵は、心の真っすぐな男で、妹と女中の きえを嫁がせ た後は、貧し…

ふんばれ、がんばれ、ギランバレー! (たむらあやこ)講談社

「内容」 22歳の時に突然難病に襲われた女性が、自分自身の闘病生活を漫画で綴る。 「感想」 ギランバレー症候群というのは、抗体が自らの神経を攻撃してしまう病気で、 著者は重症だったため、痛みや苦しみが半端ない。 しかし、どんなにか辛かろうと思われ…